ブレインジム(教育キネシオロジー)とは
簡単なエクササイズを通して、脳・心・身体をつなげるプログラムです。
アメリカの教育学博士ポール・デニソン氏によって、読み書きなどの学習に困難を抱える子どもたちのために開発されました。
世界80ヵ国以上で使われており、アメリカやイギリスなどでは子どもたちの学習意欲・集中力向上のプログラムとして導入されています。
全脳型の学習スタイルを手に入れ、「思考・感覚・感情」や身体の動きの癖、パターンを手放すことができます。
そのため学校だけでなく、親子の円滑なコミュニケーション/ビジネスマンの仕事効率アップ・メンタルケア/高齢者・障がいがある方の機能アップ/スポーツ・芸術分野でのパフォーマンス向上などあらゆる分野で効果が期待できます。
医師、看護師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、教師、介護士、保育士、スポーツインストラクターなど幅広い年代・職種の方が学び、活用しています。
全脳型の学習スタイル
「脳トレ」という言葉が一時期ブームになりましたね。
脳トレでは、脳の中でも思考・運動・創造を司る「前頭前野」を鍛えていると言われています。
(ここでの前頭前野は前頭葉のことを指しています。分野によっては「厳密には違う」というご意見もあると思いますが、キネシオロジーにおける表記ということでご了承ください。)
ブレインジムで目指している全脳型の学習スタイルとはこの前頭前野も含めて脳幹・大脳辺縁系・大脳新皮質や身体などをチームとして働かせることができる状態です。
例えば、子どもの時に初めて自転車の練習をしたことを思い出してください。
スーッと乗れるようになった人もいれば、何度も練習してやっと乗れた人、もしかして結局乗れずに諦めてしまった人もいるかもしれませんね。
これまでの日本の学校教育は「何度もやったらできるようになる!」というストレス下での学習が大部分において行われてきました。
ストレス下の学習、つまり「何度もやったらできるようになる!」方針だと、次のようなことが起こります。
・乗る時に右足と左足をバランスよく使えない(身体の動き)
・バランスのとり方がわからない(感覚)
・転びそうで怖い(感情)
・何も考えられない(思考)
・ケガをしたら嫌だから乗るのをやめよう(司令塔)
時間をかけてやーっと乗れるようになるか、結局乗れずに諦めてしまう人もいるでしょう。
ブレインジムが提唱している全脳学習は、これらの脳や心、身体が一緒に働くことを目指しているので以下のようになります。
・右足と左足をバランスよく使える(身体の動き)
・バランスのとり方がわかりそう/わかった(感覚)
・自転車に乗るのって楽しい(感情)
・乗り方はこうやって覚えたらいいんだな(思考)
・もっと練習したら上手に乗れるようになるな(司令塔)
良い意味での省エネですね。
最も少ないエネルギーで、その人の最大限の力を出すことが可能になります。
アメリカのオリンピック選手のトレーナーにはブレインジムのインストラクターが多数いたり、プロのサッカーチームのトレーニングにも採用されていることから、各国で効果を期待して使われていることがわかります。
ブレインジムで扱っていること
ブレインジムで脳がベストな状態になると・・
コミュニケーション能力・認知機能/見ること、聞くこと、書くことの向上/理解力・やる気・集中力の向上/姿勢の安定・身体の使い方の向上/ストレスの緩和・感情のバランス/記憶力・計画性・主体性の向上/トラウマの解消 など
その効果は多岐にわたります。