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「自分の強みを知りたい」「自分の良さや得意なことがよくわからない」

そう思って、いろんな診断を受ける人が多くいます。けれど、テストを受けたのはいいけど、知っただけで終わってしまう人もすっごく多いんですよね。

強みは活用することで、あなたらしく生きる力になってくれます。

 

歌原さん、強みを活かすってどうしたらいいんですか?

この記事では、「強みを活かすには、どうしたらいいか?」という疑問にお答えしていきます。

 

そもそも強みってなに?


強みというのは、一言で言うと、その人だからできることです。

例えば、「人に教えるのが得意」という強みが見つかったとします。しかし、人に教えるということが、1対1で教えることなのか、1対多数で教えるのかによっても発揮できる力は違ってきます。
教える内容の得意不得意も違いがあります。教科書や本などの内容をわかりやすく教えるのが得意な人もいれば、面白おかしく教えるのが得意な人もいます。

「人に教えるのが得意」といっても、他の強みや経験などによって、強みの活かし方は一人ひとり違ってくるわけです。

 

「自分には強みなんてない」「大して得意なことはない」と思うかもしれません。

でも、安心してください。元々持っている才能やこれまでの経験を組み合わせることで、あなたの強みを発揮できます。

 

学校の1クラスくらいの人数である30人に1人くらいの強みを持っているとしましょう。人よりもちょっと得意だな。それくらいの感覚です。これだったら見つかりそうですよね。

ちょっとした強みでも、3つ組み合わせたら、

1/30 × 1/30 × 1/30 = 1/27000

つまり、27,000人に1人の強みになります。そう考えると、なかなかすごい強みです!

 

診断テストや占いなどで見つかる強みは、強みを活用していく種のようなものです。

あなたの目標や得たいものがどんなものか、どんな場面で活かしたらいいのか、他に活かせる経験や強みはないか。
こうしたことを考えることで、本当に意味で、あなたの強みを発揮していくことができるようになります。

 

なぜ強みを活かすといいのですか?

1.楽に持っている能力を発揮することができる

強みを発揮している状態だと、無駄なエネルギーを使わずに、どんどん行動できたり、質の高い行動ができたりします

 

得意なことと苦手なことをやっているときに、どちらの方が行動が早く、成果が出やすいでしょうか。もちろん、得意なことですよね。しかも、気楽にできたり、楽しかったりするはずです。

苦手なことをやっているときには、時間もかかるし、かかった時間の割に成果も出ないこともよくあります。よくわからなくてイライラすることもありますよね。

 

強みを発揮している状態は、最も楽に力を発揮できるし、しかも高い成果を出すことができるのです。

 

2.自己肯定感が上がる

強みを活かせると、自分の得意を発揮できるようになります。

得意なことをしているときには、ストレスはあまりありませんし、様々な成功体験を積むことができます。
特に、得意なことを通じて「人の役に立てた、喜んでもらえた!」と感じると、大きく自己肯定感が上がります。

 

たとえば、仕事で本当は資料作りなどの内勤が得意で、人と話すのは苦手なのに、営業に回されてしまった。売上がなかなか上がらず、失敗ばかり・・・
こんなときには、自己肯定感が下がってしまうでしょう。

でも、部署転換で内勤に異動すると、いい資料が早く作れて、周りからも「またお願いしたい。頼りになる」と喜んでもらえるようになります。
得意なことをやっているので、いい気持ち、いい状態で仕事ができて、周りからも評価される。こうした成功体験が積み重なって、自己肯定感が上がっていくことになります。

 

自分で自分を満たすことも大切です。

でも、同じくらい、誰かに喜んでもらったり、役に立ったりすることで自分を認めていくことができます。人から感謝されることで、自分の強みを実感することができます。

人は社会的な生き物なので、人との関係を通じて自己肯定感を上げることができます。

 

3.強みは伸ばしやすいから

あなたは得意なことと普通レベルなことをトレーニングしたら、どっちのが成長すると思いますか?

その答えは、「得意なこと」です。

 

ネブラスカ大学で、速読を使って、強みによる能力の伸び方を比べた研究があります。

・速読が平均レベルのチーム
・速読が得意なチーム

同じ速読トレーニングを行い、どれだけ1分間に読める文字が伸びたかを測定しました。

その結果がこれです。

平均チームは、約1.7倍の伸びでしたが、得意チームは約8.3倍も伸びました。まったく違いますよね!
しかも、平均チームはトレーニングした後も、得意チームのトレーニング前よりも読めていません。

強みを活かすほど、さらに強みが磨かれて、もっと楽に高い成果を出せるようになっていきます。

 

どうやって強みを活かしたらいいの?


具体的にどうやって強みを活かしたらいいかは、その人の状況や強みによって異なります。今回は、セッションで行っていることの大枠をステップ化してお伝えしたいと思います。

  1. 自分にはどんな強みがあるのかを把握する
  2. どういうことに強みが活かせそうかを書き出す
  3. 今の目標を明確にする
  4. 目標を達成するために、どう強みを活かすことができそうかを考える

 

1.自分にはどんな強みがあるのかを把握する

まずは、自分にどんな強みがあるのかを把握します。

  • 分析テスト、診断テスト
  • 占星術などの占い
  • 自分が当たり前にできること、楽にできること

質問に答えるだけ!「自分の才能・強み」を知る診断テスト5選

こちらの記事を参考にして、才能や強みの分析をしてくれるテストを受けてもよいと思います。私もやっていますが、占星術などの占いを使ってもいいと思います。

また自分一人でもすぐにできる方法として、「当たり前にできること、楽にできることはなにか?」を考えて、書き出してみるのもオススメです。出てくる内容は強みである可能性が高いからです。

当たり前にできることは強みだと思っていないこともよくあるので、ちょっとしたことでもどんどん書き出してみるといいですよ!

 

例:学ぶのが好き。気になることは、どんどん学んでしまう

 

2.どういうことに強みが活かせそうかを書き出す

1番で見つかった強みは、種みたいなものです。なので、その強みをあなただったらどんな風に活かすのかを考えて書き出してみてください。

例:学んだことをアウトプットする。まとめや要約をつくる

 

3.今の目標を明確にする

次に大切なのは、今の目標を明らかにしておくことです。意外に思われるかもしれませんが、今の目標をはっきりさせておくことで、あなたが望む方向に強みを活かしていくことができます。

なので、「誰かに言われたから」「これをせねば」という目標ではなく、本当にご自身が望んでいる目標はなんなのかを見つけてみましょう!

例:自分の好きなことについて伝えていく!

 

4.目標を達成するために、どう強みを活かすことができそうかを考える

最後に、3番目で明確にした目標を達成するために、あなたの強みをどう活かすかを考えます。そうすることで、漠然と強みを知って終わるのではなく、具体的に強みを活かす方法が見つかります。

例:好きなことについてブログで伝えていく

 

簡単な実例紹介

と言っても、なかなかわかりにくいと思うので、実際の私のお客様の例を紹介したいと思います。

1.強み:浅く広く知識を取り入れること、言語化が得意

2.「知っていることを人にわかりやすく説明をする」と活かすことができる

3.趣味のハンドメイドアクセサリー作りを人に教える、という目標

4.初めての人でもわかりやすい、興味を持ってもらいやすいテキストを作り、講座化する

 

まとめ

「強みを知りたい!」「自分にはこんな強みがあるらしい!」といろんな診断を受けたことがあると思います。でも、知っただけで終わってしまってはもったいないです。

強みを活かすことで、あなた自身も周りの人にも喜んでもらうことができます。しかも、強みは使うほどに磨かれていくので、さらに役立つものになっていきます。

強みを見つけたら、活かし方まで考えてみてくださいね!

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